自宅で育む農福連携　菌床シイタケで障がい者自立後押し

自宅で菌床シイタケを育てることで障がい者の経済的自立へ――。農福連携の新たな事業「たのしいたけ園」が始動した。横浜市にあるコンサルタント会社の代表取締役・植竹剛さん（49）と東京都瑞穂町の農家、小野達也さん（49）が協力。シイタケを菌床ごと販売するアイデアも練り、来年1月ごろの本格事業化を目指す。

行く末思い親子手探り

菌床シイタケで障がい者就労支援を目指す植竹さん（左）と小野さん（東京都瑞穂町で）

　この事業では、障がい者が家族の協力を得ながら、自宅の空き部屋などでシイタケを栽培・出荷する。エアコンがある部屋なら、菌床を置くアルミラックや温湿度計、加湿器などで栽培環境を整えることができる。菌床を1畳当たり40個育てることができ、初期投資は同5万円以下。1、2個なら1000円以内で始められる。