ホンダジェットの新型コンセプト機 大型化で航続距離は約1.8倍に

ホンダの航空機事業を手がける米子会社は12日、米ラスベガスの展示会で、小型ジェット機「ホンダジェット」の新型コンセプト機を公開した。商業化は未定で、需要を見極めて判断するという。 【写真】米ラスベガスで12日、新型の「ホンダジェット」のコンセプト機が公開された=ロイター  「ホンダジェット 2600」として、全長は現行機より約5メートル長い17・6メートル、翼幅も約5メートル広い17・3メートル。乗客は最大8人から11人に増やした。航続距離も1・8倍の約4862キロにのび、米大陸を給油せずに横断できるという。  ホンダジェットは、創業者の本田宗一郎氏の構想をもとに開発が始まった。2012年に米国で量産を開始し、15年に1号機を引き渡した。出荷数は小型ジェットというカテゴリーで20年まで4年連続の世界1位だった。事業としては赤字が続いており、黒字化が課題となっている。(ニューヨーク=真海喬生)

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