デジタルの利便性を幅広い世代に 別府市がスマートフォン講座
大分県別府市は新型コロナウイルスの感染拡大で急速に進展するデジタル化の波から取り残される市民をなくそうと、スマートフォンの使い方を学ぶ講座を開いている。電源の入れ方から会員制交流サイト(SNS)の活用まで幅広く習得できる。12月2日まで市内各地の公民館などで開いている。 市は今年6月、情報技術(IT)や人工知能(AI)を活用して市民サービスの向上を目指す「BEPPU×デジタルファースト推進計画」を策定。市民がスマホを利用して、いつでもどこでも行政サービスを使える環境を2025年度末までに整えることにしている。 各種補助事業などの行政サービス申請を99%オンライン化し、ほぼすべての窓口の混雑状況をネット上で表示する目標を掲げる。市は窓口対応にも注力する方針だが、デジタルの利便性を幅広い世代に知ってもらおうと、総務省の補助事業を活用して講座を開くことにした。